i−Con大賞 21年度の受賞者は22者
2022/2/22
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国土交通省は、建設現場の生産性を高める先進的な企業・団体を表彰する「i−Construction大賞」の2021年度の受賞者を発表した。21年度の受賞者は22者(国土交通大臣賞5者、優秀賞17者)で、「工事・業務部門」の大臣賞は、近畿地方整備局発注のUAV自律飛行による点検・調査を行った中電技術コンサルタント(広島市)が受賞。「地方公共団体等の取組部門」は栃木県、「i−Construction推進コンソーシアム会員の取組部門」では、スキャン・エックス(東京都)、大林組(東京都)、アンドパッド(東京都)がそれぞれ大臣賞を受賞する。
i−Con大賞は、現場の生産性を高める優れた取り組みを表彰し、ベストプラクティスとして全国に展開する試み。公共工事の発注者が推薦する「工事・業務部門」の他、地方自治体が主体となった「地方公共団体等の取組部門」、新技術の現場実装や研究開発、ベンチャー企業などに対する「i−Construction推進コンソーシアム会員の取組部門」の3部門で、大臣賞と優秀賞を選ぶ。
21年度に工事・業務部門で大臣賞を受賞した中電技術コンサルタントは、近畿地方整備局(紀伊山系砂防事務所)が発注した天然ダムと砂防施設の点検・調査で、飛行レベル3(目視外)によるUAVの自律飛行を実施。撮影用とは別に電波中継用のUAVを飛行させることで、電波状況が良好でない谷あいなどでの撮影飛行を実現、迅速で安全性の高い調査方法を確立した。
飛行レベル3の災害調査や砂防施設の点検への適用は全国初の試み。
栃木県は、維持管理体制のDX化で、道路のパトロール業務でスマートフォンとクラウドを活用。報告書作成の効率化、迅速な情報伝達を実現した。
i−Construction推進コンソーシアム会員の取組部門では、高度な点群処理が簡単にできるWEBプラットフォームを構築したスキャン・エックス、工事の複数データを統合してクラウド管理する取り組みを行った大林組が大臣賞を受賞。
アンドパッドは、現場図面などのクラウド管理で、元請けや下請け間での情報共有を簡単にし、生産性向上の効果を上げたことが評価され、同じく大臣賞を受賞した。

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