国立富士見台団地建替え 来年春から本体工
2023/7/13 東京
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完成イメージ
「国立富士見台団地マンション建替組合」(橋立夫理事長)は同団地の建て替え事業について、6月23日付で国立市から権利変換計画認可を得て、長谷工コーポレーション(港区)で既存の解体工事に着手した。順調なら2024年春に本体工事をスタートさせる。26年度の完成を目指す。
国立富士見台団地は国立市富士見台1ノ28ノ1の敷地約2・7fに、鉄筋コンクリート造5階建て延べ1万7106平方bの規模で1965年に完成した。日本住宅公団(現・UR都市機構)が分譲した298戸の団地だ。
建物の老朽化やインフラの劣化、バリアフリー基準への不適合などの課題があることから、管理組合が2014年ごろから建て替えを検討。18年5月に「建替え推進決議」を可決し、19年1月に事業協力者を選んで検討を本格化させた。22年4月の「一括建替え決議」の成立を経て、同年11月に建て替えのための組合を設立した。
建て替え後の規模は鉄筋コンクリート造8階建て延べ4万7811平方bで、戸数は589戸を予定。販売戸数は未定としている。
参加組合員は野村不動産(新宿区)と東京建物(中央区)、URリンケージ(江東区)。コンサルタントは都市設計連合(港区)。設計は南條設計室(渋谷区)と長谷工コーポレーションが担当している。
国立市で初めての「マンション建替え等の円滑化に関する法律」によるマンション建て替え事業。また、建て替えで生み出す空地を利用して緑化空間や歩行空間を拡充する計画などが認められ、市がまちづくり条例に基づいて最高高さを一般基準の19bから特例基準の25bまで緩和した初のケースとなっている。
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