中部電力　浜岡原発　設計変更｜建設ニュース　入札情報、落札情報、建設会社の情報は建通新聞社

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【御前崎】中部電力（名古屋市東区）は、再稼働を目指す浜岡原子力発電所（御前崎市佐倉５５６１）３〜５号機のうち、３・４号機の「防波壁」などの設計を変更する方針を示した。現在、原子力規制委員会の安全基準に関する審査を受けている段階だ。
　３・４号機を津波の被害から防ぐ「波波壁」の設計について、これまで高さを22�bに設定していたが、28�bにかさ上げする。また、事故が起きた際の水素爆発を防ぐ設備を供える他、各装置への電力供給が停止した際に作動する冷却装置をさらに強化するため、給水用ポンプを整備することも検討している。
　この他、使用済み燃料を再処理工場に搬出するまでの間、一時的に貯蔵する「使用済み燃料乾式貯蔵施設」の建設を計画している。これまでの設計では半地下に整備することになっていたが、地上に整備する方針に変更する。さらに、使用済み燃料の貯蔵容量を増やすことも検討する。
　今後の審査の進捗を踏まえ、安全対策工事を行う方針だ。
　１・２号機は現在、廃炉作業を行っている。５号機は補修・取り替えを計画しており、原子力規制委員会の審査の申請に向けて準備を進める方針だ。