ブリヂストン 関工場にプラントを建設
2025/2/5 中部
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ブリヂストンが関工場に建設する使用済みタイヤの精密熱分解パイロット実証プラントの外観イメージ(ブリヂストン提供)
【岐阜県関市】ブリヂストン(東京都中央区京橋3ノ1ノ1)は、関工場敷地内に使用済みタイヤの精密熱分解パイロット実証プラントを建設する。11月に着工し、2027年9月の稼働開始を予定する。
施設の概要は明らかにしていないが、プラントの最大処理能力は使用済みタイヤ1年当たり7500dを計画する。使用済みタイヤを精密熱分解して分解油や再生カーボンブラックを回収し、タイヤ原材料として再利用するケミカルリサイクル技術の社会実装に向け、今回建設するパイロット実証プラントで精密熱分解プロセスの確立と最適化に関する技術実証を行う。建設地は関市新迫間20(関工業団地)。
このプラントは、22年2月に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発」に採択された実証事業「使用済みタイヤからの化学品製造技術の開発」の研究開発テーマの一つで、ENEOS(東京都千代田区)と進める共同プロジェクトの一環。
また、精密熱分解で得られる再生カーボンブラックは、24年12月にNEDOに採択された東海カーボン(東京都港区)の実証事業「使用済みタイヤを含む高分子製品からのカーボン再利用技術の開発」で、新品並みのゴム補強性を持つカーボンブラックの生成を目指した技術開発にも活用される。
同社は、さまざまなパートナーとの共創活動を通じ、使用済みタイヤを資源として、ゴムや原材料に戻すリサイクル事業の事業化に向けた「EVERTIRE INITIATIVE」に取り組み、タイヤ水平リサイクルの早期社会実装を目指している。
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