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【東京都】上智大学アルペ国際学生寮が完成
〜JR信濃町駅から徒歩1分、2019年4月開寮〜

上智大学アルペ国際学生寮


 学校法人上智学院が建設を進めていた「アルペ国際学生寮」が完成、2月21日に竣工祝別式を行った。
「Space to Grow グローバル人材が育つ場所」をコンセプトに、国籍・宗教・性別の垣根を越え、多様な価値観を認め合いながら学びを享受する国際学生寮を目指し建設された。STGグループが請け負い、東京オリンピック・パラリンピックに先駆け、人々が分け隔てなく集うことできるように独自のデザインやインテリアを採用。信濃町に新たなコミュニティーを提供する施設が誕生した。



学校法人上智学院理事長の佐久間勤

学校法人上智学院 佐久間 勤 理事長

この度、JR信濃町駅から徒歩1分という好立地に「上智大学アルペ国際学生寮」が完成しました。この建物は、当地で長くキリスト教精神に基づく青年育成に努めてきた一般財団法人真生会館の土地をお借りし建設した寮で、真生会館様や設計・施工を請け負ったSTGグループ様を始め多くの関係者の多大なご支援とご尽力の賜物であり深く感謝申しあげます。
寮の名称は、本学院の設立母体であるカトリック・イエズス会の総長を務めたペドロ・アルペ神父に由来します。本学の教育精神の Men and Women for Others, with Others =i他者のために、他者とともに)もアルペ神父の言葉を受け継いだものです。来る4月にはこの寮に日本や世界各国からの学生が集い、本学院の教育精神の下、ケルン大司教区の支援も得ながら、様々な教育プログラムを展開する予定です。多文化・多言語・多宗教の環境での共同生活を通じて寮生の人間的成長を促し、豊かな国際感覚を育む場となることを期待しています。

    学生同士の交流の核となるコモンリビング8階テラス。開放感を持たせ、リフレッシュできるスペースに屋外空間と連続する1階多目的スペース中庭の吹き抜け部分。杉板の打ち放しやグリーンウォールなど独自のデザイン

 

■設計・施工について

建物は、「コモンリビング」と呼ばれる共用空間を中心とした構成となっており、入寮生はどの場所にいてもお互いの様子を感じることができ、住戸の境を越えた大きなコミュニティーを創る仕組みとなっている。
デザインにおいては、緑豊かな上智大学キャンパスをイメージし、自然の風景を演出するバイオフィリアデザインを採用。アースカラーや木調素材を使い、中庭のグリーンウォールなど、自然を感じるデザインになっている。インテリアにおいても、木・花・土・草の4つのテーマで空間が展開されている。
施工に当たった潟tジタ東京支店の廣田作業所長は、「杉板のコンクリート打ち放しの施工、木目を中心としたデザインを生かす納まり、機能をクリアするための細かい寸法、小さな仕上材から部品一つ一つに至るまで、発注者様やデザイナー様の思いを細部にわたり実現することに注力しました。発注者様、STGグループ関係者様からは豊富なアドバイスをいただきき改めて感謝申し上げます。この建物から世界中で活躍する人財が羽ばたくことを心より願っています。」と語った。

 

    入寮生の居住部屋

 

工事概要

 

■工事名称:信濃町国際学生寮整備運営事業に関わる新築工事
■建設地:東京都新宿区信濃町33-7
■事業主:学校法人上智学院
■工事請負:STGグループ
維持管理運営業務:GSAスターアジア株式会社
デザイン監修:光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所株式会社
設計・監理者:株式会社フジタ一級建築士事務所
施工:株式会社フジタ東京支店
■敷地面積:1242.45平方b
■延べ床面積:延べ4955.73平方b
■規模:鉄筋コンクリート造、9階建て、高さ28.5b
■施設用途:寄宿舎
■寮の室数・収容人数:182室・182人
■工期:2017年11月1日〜2019年1月31日

 

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