東京都は11月21日、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて工事の最終段階を迎えつつある有明アリーナの建物内部をメディアに公開した。内装を木質化しただけでなく、屋根の構造材にも木材と鉄骨のハイブリッド材を活用。都が整備する五輪関連の恒久施設の中で最も多い約800立方bの木材を使用した施設となった。建物はおおむね完成しており、外構や舗装など、一部残る工事を12月までに完了させる。
有明アリーナ(江東区有明1-11)は、オリンピックのバレーボール、パラリンピックの車いすバスケットボールの会場として建設を進めている。5階建て延べ約47200平方bのアリーナに、仮設席を含めて約15000席を設ける。整備費は370億円。10月末時点の工事進捗(しんちょく)率は98%。
建物は、上階に向かうにつれて外側に開く形が特徴。限られた敷地内に座席数を確保するための工夫だという。
また、エントランスや通路、アリーナの内装に木材を多数活用。ほぼ全てが国産材で、14都道府県から杉材を集めた。エントランスには多摩産材を用いている。
大会後は、コンセッション方式による民間運営を予定。3月には運営権候補者として電通を代表企業とするグループを選定した。国内外の大規模大会や、コンサート、文化イベントの会場として活用する。年間の来場者数140万人という目標を掲げている。
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【東京都】有明アリーナ ほぼ完成
木材800立方b、多摩産材も
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