伊豆の国市が整備を進めていた「韮山反射炉ガイダンス施設」が完成した。韮山反射炉の昔と今をつなぐ空間として、築造に至る時代背景や経過、現在までの保存取り組み、建築空間を生かした迫力ある映像演出や最新の調査研究成果を発信する。
エントランスホールでは、世界遺産登録認定証レプリカ、反射炉周辺の航空写真、明治日本の産業革命遺産の紹介が行われ、フロント・事務所には、放送設備、監視カメラモニター、コピー機、レジスター、金庫などを設置。映像ホールでは、大型スクリーン(5b×10b)での8分間の映像により江川英龍公や反射炉の成り立ち、構造などを紹介することで、歴史や価値、日本の近代化に果たした役割を伝えていくことが期待されている。




工事名 : 平成27・28年度韮山反射炉総合整備事業韮山反射炉ガイダンス施設建築工事(建築工事・機械設備工事・電気設備工事)
建設地 : 伊豆の国市中260-1
規 模 : 鉄骨造平屋608.51平方b
工 期 : 2015年8月1日〜16年11月30日
設計・監理 : INA新建築研究所(東京都文京区)
施 工 : 建築本体:角丸建設(藤枝市)
展示制作:丹青社(東京都港区)
電気設備工事:東海電設(大阪市城東区)
機械設備工事:伸弘設備(三島市)