防災・減災対策、まちの活性化対策、老朽化対策の社会基盤の再構築などさまざまな課題が取り巻く松山市。「一人でも多くの人を笑顔に 幸せ実感都市 まつやま〜徹底した市民目線による行政第二幕〜」をキャッチフレーズに掲げ、市政運営に取り組む野志克仁(のし かつひと)市長に話を聞いた。
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(2015/9/25)
【愛媛県】一人でも多くの人を笑顔に 幸せ実感都市まつやま
〜徹底した市民目線による行政第二幕〜
−災害への備え、防災体制の強化についてお伺いします。
避難所になる小・中学校では体育館の耐震化は完了していますが、強化されていない窓ガラスに飛散防止フィルムの貼付を地域住民と協働で実施しています。また、災害時に避難所から情報発信するための特設公衆電話回線の設置を進めるなど、市民や企業などと一体になって地域防災力を向上し、災害に強いまちづくりに取り組んでいます。
−主要事業の進捗(しんちょく)と今後の見通しについて
「松山外環状道路」は2015年3月、市坪インターチェンジ(IC)〜余戸南IC間の約1.8`が開通しましたが、国、県と連携し、引き続き、空港・港湾・高速ICなどの交通拠点間を結び、活発な交流を支える主要幹線道路として整備を進めます。
また、県の鉄道高架事業約2.4`と一体的にJR松山駅周辺の整備を進める中で、土地区画整理事業を実施し、50万都市の陸の玄関口にふさわしい社会資本整備に取り組みます。
−中心市街地の活性化について具体策は
2014年10月に新たに認定された「中心市街地活性化基本計画」に基づき、都市機能や地域経済を活性化する施策を推進します。
8月には、ラフォーレ跡地を再開発した複合施設「アエル松山」がグランドオープンし、併せて、一番町大街道口の景観整備も完成し、新たなにぎわい空間が創出されています。
また、松山駅周辺土地区画整理事業や椿の湯施設整備事業なども推進します。
−公共下水道および上水道整備について
公共下水道は、「第3次松山市下水道整備基本構想」に基づき、整備効果や投資効果を考慮し、計画的に下水道を普及拡大するとともに、老朽化が進行する施設の長寿命化や耐震化を進めます。
上水道は、「久谷地区の統合整備事業」が16年の3月に完成します。また、引き続き「主要施設、基幹管路の耐震化」「救急医療機関への給水ルート確保」などの震災対策事業に取り組みます。
−今後、特に注力していく施策は
橋梁など社会資本施設を適切に維持、管理することが重要であるため、長寿命化や耐震化対策に取り組み、「安全・安心なまちづくり」を進めます。
また、人口減少や少子高齢化社会に対応し、公共交通を生かしたコンパクトで質の高いまちづくりを進めるとともに、にぎわいのある市街地を形成し、「人が集い 笑顔広がる 幸せ実感都市 まつやま」の実現に取り組みます。
−地元建設業界に向けてメッセージを
建設業は、地域経済や雇用を支える基幹産業であるとともに、社会資本の整備や災害時の協力支援など地域の発展に不可欠であると認識しています。
業界を取り巻く環境は、若年入職者の減少や技能労働者の高齢化による人手不足に加え、労務費や資材の高騰など依然として厳しい状況ですが、今後も地元業者へ優先的に発注し、受注機会の拡大に努めていきますので、地域産業の中核として持続的で健全な発展を期待しています。
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