御前崎市が整備を進めてきた御前崎市家庭医療センター「しろわクリニック」が完成し、2017年11月6日に開院した。
家庭医療センターでは、入院や救急受け付けなどは行わない一方、妊婦や高齢者などの患者が、診療科に関係なく家族ぐるみで診療を受けられるクリニックとなっている。
市は、地域医療を担う医師の確保とともに、地域医療の充実と市民への安全・安心な医療の提供につなげたい考えでいる。
御前崎市長 栁澤 重夫
このたび、御前崎市家庭医療センターしろわクリニックが完成いたしました。これもひとえに関係する皆さま方のご支援、ご協力のたまものと、心より感謝申し上げます。
この施設は、赤ちゃんからお年寄りまで、よくある病気や心のケア、けがの診察、訪問診療や見取り、通所リハビリ、訪問リハビリなどを行う他、浜松医科大学や静岡家庭医養成協議会と連携して、将来、地域医療を担う医師の研修や、医学生の実習を行う施設であります。
御前崎市は、病院勤務医、開業医が少ない状況が続いています。また、団塊の世代が後期高齢者になる2025年問題に向け、地域包括ケアシステム、在宅医療・介護連携支援システムの構築を進めるに当たり、見取りを含めた在宅医療の不足が懸念されています。地域医療を担う医師を確保し、市立御前崎総合病院や地域の開業医の皆さまとともに、安全安心な医療を提供したいと考えております。
子どもから高齢者までの誰もが御前崎市に「住んでよかった」「住んでみたい」と思える魅力あるまちを目指すため、皆さまに愛され、家族で受診できる地域に密着した施設となりますよう努めてまいります。
